転勤・異動・出向・赴任の意味と違いとは？ | 東京の転勤者・単身赴任者向け賃貸は転勤東京.com

転勤東京.com
営業時間：10:00 〜 19:00 定休日：水曜日
03-6421-0542

トップページ > 転勤者向けの豆知識 > 転勤・異動・出向・赴任の意味と違いとは？

転勤者向けの豆知識

転勤・異動・出向・赴任の意味と違いとは？　2019年12月13日

転勤　赴任２

会社の人事異動などで『転勤』『異動』『出向』『赴任』という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
みなさんはこの4つの言葉の違いをご存知ですか？
「どれも職場が変わることでしょ？」と、なんとなく意味は知っていても、違いは？と聞かれるとなかなか難しいですよね。
違いを知らなければ、自分が使う場合どの言葉を選んだらいいのかわからないものです。
似たような意味合いの言葉たちですが、中身は少しずつ違います。
ではそれぞれのどのような意味の言葉なのか、違いを見てみましょう。

１．異動とは？

まず『異動』とは、勤務先の部署や役職が変わることです。
会社の組織変更などによる人員配置の変更のことで、『人事異動』と言われることもあります。
職務や勤務地を限定しない包括的な雇用契約をしている総合職の場合に、会社からこの『人事異動』が命ぜられます。
人事異動は、社員の能力開発として幅広い業務を経験させるためや、人数・年齢・能力等による業務のアンバランスを解消することを目的として行われます。
金融機関などはこの人事異動が比較的多く、癒着による不正やトラブルを防ぐことを目的として定期的に勤務地の異動が行われているそうです。

また、『課長から部長になる』等職場での地位が変わることも『異動』と呼ばれます。
つまり、『異動』の種類として職種の変更・担当業務の変更・転勤・昇格・昇進・降格・後任・転任・採用・解雇・出向などがあるのです。
『異動』は非常に多くの意味を含んでいることがわかります。

転勤　赴任

２．転勤とは？

『転勤』とは、勤務地が変わることを言います。
たいていは地方や海外などへの『引っ越しを伴う異動』を指す場合が多く、引っ越しの必要がない場合は『異動』と呼んだりします。
転勤は『勤務地の変更』のことなので、同じフロアー内で勤務する部署が変更になる場合は、同じ建物内での異動で勤務地が変わらないので『転勤』とは言えません。
このような場合は『異動』を使うのが正しいですね。

また、引っ越しを伴う転勤で、家族を残して身一つで行くことを『単身赴任』と言います。
家族の介護や通院、子どもが学校に通っていて転校はさせたくないから等の理由で単身赴任を選ぶ人が多いようです。
でも会社によっては、子どもが一定の年齢になるまで単身赴任を認めてくれないところもあるようで、数年に1回は引っ越しをしなければいけない家庭もあるようです。

転勤は期間が決まっている場合もありますが、決まっていない場合がほとんどです。
もし地方など遠方への異動の辞令が出た時には、一緒について行くのか行かないのか決めなくてはないので、家族への精神的負担や引っ越し等による金銭的負担も大きいですね。
家族がいる場合は『異動の辞令が出たらどうするか』を普段から話し合っておくといいでしょう。

転勤　赴任１

３．出向とは？

『出向』とは、関連会社など他の会社で一定期間勤務することを言います。
重要なポイントは、『現在勤めている会社に在籍したまま』という点です。
出向は、子会社や関連会社への経営指導・技術指導のために行われています。
ですので、Ｂ社で働いていたとしても、給与は在籍をしているＡ社から支払われます。
Ａ支店からＢ支店へ勤務先が変わるといった場合は、同じ会社内での勤務先の変更なので『出向』とは言えません。
出向は、勤務する会社が近ければそのまま自宅から通える場合もありますが、地方や海外など自宅からは通えず引っ越しをしなければならない『転勤』の場合もあります。

他の会社で勤務するという点では、なんだか『派遣』と似ていますね。
でも『派遣』と『出向』は、『どこと雇用契約関係にあるか』が違います。
派遣は在籍している会社としか雇用契約関係がないのに対し、出向は在籍している会社と勤務先の会社両方と雇用契約関係があるとされています。
また『出向』と似た言葉に『転籍』がありますが、これは在籍していた会社との雇用関係が終了している場合をいいます。
つまり、勤務先はＢ社で、在籍しているＡ社との雇用関係が継続の場合は『出向』といい、Ａ社との雇用契約を終了して勤務先であるＢ社と雇用関係になる場合は『転籍』と言います。

転勤　赴任４

４．赴任とは？

『赴任』とは、勤務先へ赴くことを言います。
『仕事をする場所へ行くこと』なので、勤務地が変わっても変わらなくてもどちらの場合でも使えます。
つまり赴任は、勤務地が変わる『転勤』や『出向』の場合もあれば、勤務地は変わらない『異動』の場合もあるということです。
勤務地の変更とは関係ないので、どんな場合でも使えますね。
「新しく赴任された先生」などのように、学校の先生に対しては『異動』より『赴任』を使うことの方が多いように思います。
特に決まりはないようですが、不思議ですね。

【まとめ】

いかがでしたか？
どれも『職場が変わる』という点では同じですが、勤務先や雇用関係によって使い方が違うということがわかりましたね。
言葉の使い分けは、意味や違いを理解していなければできません。
きちんと知っておくと、辞令が出た際にも慌てずに対応できますのでこの機会に覚えてしまいましょう！

【この記事に関連するエントリー】

転勤・人事異動が一番多くなる時期とは？

転勤から戻るまでの期間と平均年数ってどのぐらい？

マイホーム購入直後に転勤ってよく聞くけど、実際どうなの！？

【東京で賃貸物件をお探しの方】

単身赴任で賃貸物件をお探しの方はこちら

ファミリーで賃貸物件をお探しの方はこちら